いわやん

RONINのいわやんのレビュー・感想・評価

RONIN(1998年製作の映画)
3.6
タイトルのRONINとは、
昔の日本で「主君」の元を離れた侍を意味していて、
登場するメンバーは、何処のグループにも属さない一匹狼達で。

金髪美人が、ある任務の為に「浪人」をかき集める。
それぞれが得意な「仕事」を持ち、バラバラなれどひとつの任務に。

それは、ひとつの「ケース」を奪うこと。

その浪人のグループの中で、経歴に偽りのあるものや、仲間内の猜疑心、実際の裏切・・。

ケースを辿っていくと・・。

ロバート・デ・ニーロの主演で、とにかくロバートがカッコいいです。あくまでも元スパイの様な観察力、行動力、統率力を発揮して、沈着冷静だけど、要所々々でロバートらしいお茶目が。
相手役のジャン・レノも、あの作品以来なかなか役に巡り会わなくて、イイ作品が少なかったと思いましたけど、この作品ではイイ味出してますね。けど、この作品でもスナイパーって・・。

ストーリーは、タイトルからして日本の時代劇作品の要素が濃くて、一匹狼の寄せ集め、よく分からないミッション、裏切りからの・・。なんか黒澤色が。

ネタバレになりますが、実はロバートもある組織の人間だったり、最後まで「ケース」の中身が不明であったり、幻のエンディングでは、金髪美人のその後・・。

結構、伏線が多くて頭使う作品でしたけど、良かったです。
いわやん

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