ボブおじさん

ボブ・マーリー:ONE LOVEのボブおじさんのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.7
新婚旅行がジャマイカ🇯🇲だったこともあり、ジャマイカという国に勝手に親近感を持っている。ジャマイカと言えば陸上短距離とレゲエ。陸上短距離と言えばウサイン・ボルト、そしてレゲエと言えばボブ・マーリーである😊

カリブ海の小さな島ジャマイカが生んだ伝説のレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの波乱万丈な人生を映画化した音楽伝記ドラマ。その卓越した才能で若くして音楽界の世界的スーパースターに上り詰めた彼は、その独特なリズムと心に刺さるメッセージでエリック・クラプトン等 の70年代のロック界にも大きな影響を与えた。

一方母国ジャマイカの政治情勢は不安定で、国内は真っ二つに割れていた。混乱するジャマイカを癒し内戦を止められるのはもはや政治家ではなく、国民的英雄であるこの男だけだった…。

〝One love,One heart〟と歌う彼からのメッセージは、戦争、自然災害、格差や貧困などにより対立を生むようになってしまった現代だからこそ、余計に心に響く。

懐かしいジャマイカの街並みや風景を味わうことができたのも良かった。ただラストは伝説のライブシーンを再現して感動の絶頂で終わってほしかった。そこが少し残念。



〈余談ですが〉
主演のキングズリー・ベン=アディルがボブ・マーリーに似ていると言っている方がいますが、あの肌の色で髭生やして、あの髪型でレゲエ歌えば、日本人には大抵ボブ・マーリーにしか見えません😅