あ、なんだこれ芸人の大喜利ホラーだったのかぁ

IMDbで脅威の2.8を叩き出すポンコツ映画ではあるものの僕は割と好きだったけどな。(因みに最近見たポンコツグマ『ベアリー』でさえ3.6)

うんまぁ面白くは無い。面白くは無いんだが、時々キュンとさせられるっていう顔はブスだけど性格だけめっちゃ乙女のよなジャイ子みたいな子で嫌いになれないやつ。


苦痛、快楽、生と死をテーマに4つのエピソードと8つのチャプターからなるオムニバス映画で、この手のポンコツホラーお馴染みのストーリーなんぞございません。形式でとりあえず俺の中の混沌とした世界を見せてやんよ！っていう中ニ病臭さに共感性羞恥を感じられずにはいられません。

しかし監督はあのめちゃグロいと噂の『suffering bible』のイタリアの新星ダビデ・ペスカという事もあり、人体が引きちぎられるグロ痛さと中2っぽい痛さの美しきフュージョンにその名の通りの痛リア映画でござい。


おっさんの顔がグギギギギグゴッとなるシーンから始まり、ボテ腹破壊、おっぱい切り取り、目ん玉くり抜きとまずまずの出だしを見せるのですが、その後目ん玉をくり抜かれ赤ちゃんの様に泣く臍の緒つけたおっさんが見れるのはめちゃキュンです。

そしてそっからおっさんの目の前にイタリアのスケキヨ登場してテンションぶち上がったよね。

ところがどっこい。スケキヨマスクをすぐ外して出てきたのはピエロってのはがっくし来たよねぇ。
と、思ったらそのピエロが野生爆弾のくっきーでした。

しかも自らの目ん玉差し出して目の潰れた臍の緒のおっさんに光のある世界を見せてあげるとはなんていい奴なんや、とまだまだイタリアのスケキヨも捨てたもんじゃないね、

あとはその後の話で紙芝居芸人でお馴染みの鉄拳さんまで出てきて個人的には嬉しかったなぁ〜

鉄拳さんは紙芝居を卒業してピンヘッドになったのか、ヘルレイザーばりにおっさん2人に針刺しまくるけど、おっさん2人はそれに全く動じる事なく永遠とチェスするっつう意味わからんオブ意味わからん過ぎて意味わからんボルギーニ差し上げましょう。


明らかにヘルレイザーは意識してるっぽくて刺されるタトゥーのおっさんピンヘッドのタトゥーやし！😆かっこえ！
でもコレほんとに刺してんのかな？めちゃくちゃ痛そぉ〜

ラストは出っ歯の貞子さんがイタリアのナダルの内臓を引きちぎる話ね。
これは面白く無かったね、完全にナダルの無駄遣いでナダル・リバース・エボリューションして欲しかったわぁ

とまぁなんだかんだポンコツながらゴアはすこぶる良質でぐちゃころしてますし、痛々しさ満点の映画でしたけども、しっかり芸人さん達が身体を張ってゴア映画を盛り上げる姿にグッときたね。

『ほんとうにあった怖い話　事故物件芸人』みたいなポンコツ芸人ホラーよりちゃんとしていてオススメ！

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