今でも館上映してますが、WOWOW でみました。
時代背景が戦後の混沌とした時期で、とにかく暗い。
生き残ってしまった、軍人の扱われ方や戦時中には良しとされていた殺略も、戦後は戦犯として扱われ、死んでいった敵や仲間の亡霊の幻影に苦しみ、行き場のない暗ーい影が『ほかげ』というタイトルに表されているのか。
娼婦として働く女（趣里）の元に転がり込んだ少年（塚尾）
その子が真っ当に生きられるように『盗みや殺しをしてはいけない』『働いてお金を稼ぐ』ことを必死に伝える趣里の演技がすごかった。
そして、真っ直ぐな目で見つめる少年役の塚尾桜雅も子役ながら、とても光る演技力でした。
