少年の目から見る戦後。
戦争が終わっても色濃く残る絶望。
被害者も加害者もそれぞれの苦しさを抱えて生きていかなければならない。
地獄のような時代を生きるために狂ってしまった大人たちがたくさん出てく…
タイトルにある、ほかげ、のように火の灯りで照らされた人物や部屋なんかが印象的。
狂気を孕んだまま物語は進んでいく。時折その狂気が爆発するのかと思いきやしない、するのかと思いきやしない、その狂気性を…
【第80回ヴェネツィア映画祭 オリゾンテ部門Netpac賞】
『鉄男』塚本晋也監督作品。ヴェネツィア映画祭オリゾンテ部門に出品されNetpac賞を受賞、キネマ旬報ベストテンでは第3位に選出された。
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少年の瞳に映るは、、、
初鑑賞。ありきたり。極普通。
前後混乱期を描いた反戦作品なのでしょうか?なんというか取材もせずに自身の頭の中にある情報だけをまとめて映像化したようなオナニー臭を感じました。も…
趣里と森山未來の演技見てるだけてお腹いっぱい。満腹です。
ところがそれにプラスして子役の演技が素晴らしい。なんとも言えない表情が絶妙。天才だ。
「もう嫌いになったの!出ていって!」なんとも切ない…
DVDで見て伝わる映画ではないとは思いますが、人物像に昭和的ステレオタイプが利用されているような気がします。
女は体を売るとか、男は女を暴行するとか、戦争は人を狂わせるとか。狂わなかった人間がその…
戦争が終わっても癒えぬ傷、大切なものを無くして地獄に変えられてしまったそれぞれの日常は戦後も続き人々を苦しめた。
傷付いた人達が憎しみや悲しみを抱えて戦後を生き抜いたからこそ、今があるんだと思った。…
表面上の戦争は終わったが、
個人個人の戦争(戦争での葛藤)はまだ終わっていない。
折り合いがつく人つかない人、
貧困以前に日常生活が送れない人、
気が狂って自殺する人、
実際にも多くの人が苦しんで…
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