むらた

ナポレオンのむらたのネタバレレビュー・内容・結末

ナポレオン(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ナポ〜😭😭😭

ナポレオンが徹底的にダメ人間に見えるように描かれている。このナポレオンにはまったく魅力を感じない。ビビリやしモラハラ男やし。

ジョゼフィーヌが軸になってたのが良かった。フランスとかいう虚構とジョゼフィーヌを天秤にかけて選択を誤ったっていう感じ?
ジョゼフィーヌによってナポレオンの行動が全部握られてたっていうのがねぇ(笑)自分の力じゃどうしようもないものに惹かれちゃうところも普通の人。

まぁ結局こいつのせいで死んだ人の数がすべてよね。それが最後に出てくる意味をよく考えようと。それが今ナポレオンを扱う理由。どんだけ英雄視しても、どんだけ悪魔扱いしても、人は人やでということに尽きる。だからギロチンでぶっ殺しても何も変わらないし、大戦争に勝ったとしても何も変わらない。最初のマリーアントワネットの処刑シーンなんか、今のTwitter(意地でもTwitterと言う)の炎上→ぶっ叩きの流れのことやろ。でもそこから出てくる人たちのダメさを見てたら、革命って何?ってなる。煽ってデカく見せる人と、それに簡単に扇動されちゃう人たちばっかりの感じ、フランス革命時のフランスと今の時代は共通点あるかもしれないねぇ。

とまぁダラダラと書いてしまったが、そういえば前編英語。これ作ってるのイギリス人アメリカ人やん!フランスじゃなくてお前らはお前らの反省しろよ。今めっちゃ最悪なことになってるのに!リドリースコットもまた、人なのです。神格化はやめましょう。

映像は、いろんな人書いてるように氷のところやばかった。画面から目が離せない。悲惨すぎる映像ってなんか見ちゃうよね。こういうところも人間の危険さやと思う。
むらた

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