ナポレオンのcancanのネタバレレビュー・内容・結末

重厚にナポレオンの半生を描いた歴史絵巻。映画としては物語の起伏にやや乏しいかもしれないけど、この時代が好きな者としては大スクリーンでアウステルリッツの戦いやロシア退却やワーテルローの戦いが迫力満点で見られて大満足。
が、早速ディレクターズカット版が見たい！と思うほど尺足りてない印象も受けた。（特に前半は詳細丁寧に描いてたのが後半になればなるほど駆け足感あり）やはりナポレオンの人生を描くのに3時間弱では短いのか…

ナポレオンの人物像に目新しいものは無かったけど、ホアキンはイメージぴったりでとても良かった。個人的にはジョセフィーヌの複雑性が斬新に感じた。ふたりは相互依存とも思える愛で繋がり、それは片方からはほぼ呪いであったのでは。

なまじこの時代を齧ってるばかりに、誰が登場するか（或いはスルーか）どの戦いやエピソードが使われるか等々瑣末な事に気を取られながらの鑑賞だったので、次回は物語に入り込んで観たい。