このレビューはネタバレを含みます
歴史ものとするとかなり微妙、
戦争ものとすると程々、
フィクションの人物の伝記ものとすると、
多少映画代を取り返したかなといったような作品。
オススメはしないけど、いつか見るならば映画館で見た方がいいと勧める作品。
見どころは、冒頭のシーンの人物描写、砲撃シーンの迫力、そして如何にナポレオンという人物が、情けないダメな人間であるかを全編通して表現されているところ。
見せ方や表現方法を緻密に考えているのだなと感嘆した。
(特に5分に1回は現れる、人を不快に感じさせる表現は、ホアキンの不気味さも相まって、大きな見どころだと思う。)
あとは、英雄でも悪魔でもなく床下手かな...。
(ジョセフィーヌが鏡の中の自分を見たくなる気持ちも分かる気がする。"英雄"と呼ばれる人間も所詮、ただの人間だな。)
(完全個人的な感想だが、"1789"とデカデカと出てきて、その後ロベスピエールが出てくるとどうしても、某フレンチロックミュージカルや、某フランク・ワイルドホーン作品を想起してしまい、最初の方は曲の脳内再生を止めるのに必死であった...)
