反芻すればするほどこれは傑作だったなという気持ちが湧き上がってきた、といってもかなり歪な部分もたくさんあるのが曲者。閃きと行動力が必ずしも良い方向に向かうとは限らないわけで、実際こういう無責任な企画に巻き込まれる事は大小の差こそあれちょいちょいあるので笑いながらも(恐らく実際の現場の過酷さも想像できて)悪寒も走った。船の上からはピエール・リシャールの天性のコメディアクトぶりが遺憾なく発揮されていて最高だった。浜まで泳いで行くかボートで行くかの押し問答の執拗な長さにかなりメンタル削られたり。。オーセンティックなものからモダンなものまでずっと流れてるブラジル音楽(船長？(ナナ・ヴァスコンセロス！)がくどいくらいにビリンバウを弾きまくるところ最高)がかなり救いだった。しかしそんな中でも自然は等しく美しいですね🌊
