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助産師たちの夜が明ける/助産師たちのhydrangeaのレビュー・感想・評価

4.0
産科病棟に入職したソフィアは唯一の黒人で、本人も周囲もそのことについて決して言及しないし、素振りも見せないが、キリッとした表情でキビキビと有能ぶりを見せる彼女は、孤独であり、誇り高さをキープしたかったんだと思う。一方、ヘタレ気味なルイーズは、白人であり、電話で親子喧嘩ができる母親がいて、邪魔扱いされながらも、自己肯定感が低いわけではなく、
徐々に仕事ができるようになる。ルイーズが、言葉のできない移民の産婦に優しくしないのには複雑な思いがあると思う。
とはいえ、この病院にはソーシャルワーカーがいないのだろうか?あんなにお金をかけてオリンピックをする国に、病院の検査機械を治す術がないのだろうか?
豊かな人たちは公立の病院で出産はせず、プライベートクリニックで手厚いケアを受けるからいいということなのか?
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