国立映画アーカイブから研究員の方が来てトークショーつきで鑑賞
フィルム復元に関する話が特に面白かった
今回見たものは、ソ連崩壊とともに、ソ連で失われたシーンのフィルムが見つかり、GHQ検閲後の流通バージョンにシーンを足したものらしい
釣りシーンのショットいくらなんでも良すぎるだろ
同年代の映画と比べても圧倒的にショットが綺麗
さらにこれはレストアの賜物なのかもしれないが、質感も水が天界いるかのように煌めいていたり、黒がシルクのように綺麗でうっとりする
この年代の映画で他にこんな被写界深度意識させるショットなかなかみないなあ
対して残念なのは音声、初見なのもあって日本人なのに半分以上聞き取れなかった
クラシカル作品にはより一層字幕つけて欲しいと切に願う
ストーリーは小津らしい家族を描いた物語
二人の細かい仕草でいかに親子の仲が良いかを表している
二人とも抜群の俳優でしたね
笠智衆がちゃんと後半老けたのには笑ってしまった
役作りすごいなあ