純文学と社会派ミステリーを掛け合わせたような雰囲気があり、好みのテーマと内容ではあったものの、テンポが悪すぎてものすごく長く感じた。
なんか会話の間とかが思わせぶりすぎなんですよね。リアルっぽさの演出過多で逆に嘘くさいというか。もっと普通に、宮部みゆきの火車くらいのテンションで粛々と進めてほしかったです。その方が余白も際立つんじゃないかと。
とは言っても、杉咲花の役者力は相変わらず圧巻で、個人的に好感度激高な若葉竜也も相変わらず若葉竜也でしかなくて、キャスティングと役者の演技には何一つ文句ありません。