Twitterで町山さんが日本アカデミー賞の主演女優賞が杉咲花さんにならないとおかしい。くらいの事を公開当時呟いていたので知った映画。
アメリカにいるのに最新の邦画にも詳しいのなんで??
インパクトのあるポスターに、内容が全く分からない潔いタイトルで、なんとなく記憶の片隅に残っていたところAmazon primeでやるよと聞き付け鑑賞。
2時間をちょっと超える長さの映画でしたが、それぞれの人が市子を語る『羅生門』の形式でテンポよく進むのもあり、あっという間に観終わってしまった印象です。
何より導入部分が「なんで!?」と思わず掴まれてしまうので気になって気になって、途中でやめれません。笑
その冒頭が上のあらすじでも書いたように、
同棲中の彼と幸せそうに食卓を囲んでいた市子に突然プロポーズする彼。
思わず涙を流して喜ぶ市子。
ところが翌日、彼が帰宅すると市子が失踪していて…とかなり気になる出だしです。
幸せだったはずの彼女に何が??から始まり、市子って人間の凄まじい生い立ちを徐々に謎解きしていく感じが兎に角面白いです。
時系列が入れ替わっているので、ぼーっとみてるとちょっと分かんなくて置いてけぼりになるかもしれませんが、時系列云々の前にそもそも複雑な部分があるので、ちゃんと観ないと「え??誰??」ってなりそうです。
『誰も知らない』といい、制度から外れてしまった人が、普通に生きる方法って日本にないのか??って悲しくなる。