プロポーズをした女性が翌日失踪し、警察に通報したところそんな女性は存在していないと言われる。この女性、市子を調査する恋人の視点と、過去の生い立ちの視点の２つから市子の生涯を探っていく。
とにかく暗い話のようで覚悟して見たが、思ったよりは大丈夫だった。ストーリー展開もミステリーの種明かしのようで面白かったが、何となく想像してた通りの展開だった。貧困やヤングケアラーといった社会問題を取り上げたかったのかと思いきや、特にそういうオチはなく、結局何を伝えたかったのだろうと疑問が残った。
主演の杉咲花はさすがの演技。魅力がある女性と思いつつ、何を考えているのか分からなくなる存在感。演技でここまで見せることができるのか、と感心した。素晴らしかった。
