このレビューはネタバレを含みます
結構重めだけど不意打ちで泣いちゃったな、、
ようやく手に入れた人並みの幸せ、うれしいはずのプロポーズのシーン。
最初は市子の大粒の涙はただのプロポーズされたことに対する感動だけだと思ったけど、
関わったキーパーソンたちの視点を見終えて、市子の過去を知ってから再度プロポーズのシーンの回想、泣ける。
案の定劇場内で聞こえる、だれかがすすり泣く音、、(わたしも例外ではなく)
ただ一緒にいたい人と一緒にいられない、普通だったら当たり前にできることが自分には叶えられない、、
それがお味噌汁の匂い、に現れていたような気がする。
泣きながらふたりが一緒に暮らし始めた日に撮った写真をみつめる市子が頭から離れない。
戸籍がないことで狂ってしまった歯車。
ヤングケアラーと性的虐待、無戸籍、障害児を抱えるシングルマザーのつらさ
いろんな重たい要素が絡まり合っていたけど
みんな市子に魅了されて、いつも誰かに助けられていた。それだけが救いのような気がする。
杉咲花ちゃんが大好きなので、劇場で観れてよかった。