この映画見た日、『トットちゃん』『市子』『ウォンカ』の3本立てで、全部いい映画だったというすごく幸せな日だった。
特に『市子』はハートフルな映画2つに挟んで見た分すごく強烈に印象に残っている。
主人公が突然去ってしまった彼女を追いかける内に、彼女の秘密に迫っていくというプロットを実に映画的にまとめあげている。コレが元々は舞台の話なのだというからすごい。
映画の結末はとても綺麗と言える物ではなく、むしろ後味が悪い部類ではあるが、それも当たり前のことかと。だってそれだけ切実でどうしようもない問題なのだから。
作品を通して壮絶な人生、ってだけで片付けてはいけない確かな問題の一旦に触れた。