原作がアニメという事もあって過度な期待はやめておこうと思ったのですが、次元大介はルパン三世の中でも一番好きなキャラなんで期待してしまいました。
まず玉山鉄二さんの次元大介は結構ハマっていて違和感なく観れたのですが、ストーリーと肝心のアクションシーンがイマイチでした。愛用のコンバットマグナムを修理するために日本に戻ってきた次元大介が訪れる街の設定が自分がイメージしている次元大介が住んでいる世界のイメージとはかけ離れていて違和感だらけでした。相対する敵組織の設定は中途半端で永瀬正敏の扱いの雑さにビックリしました。よくこんな役を引き受けたなって思いました。
アクションシーンですが、大勢の敵に囲まれても銃を連射して回避する時点で次元大介ではないですよね。全然クールさが表現されず、ひたすら敵を撃ちまくるのはどうなのかな。彼の流れるような銃捌きが再現されないのは残念でした。
物語の鍵を握る少女オトを演じた真木ことかちゃんの演技力は素晴らしく末恐ろしい子役が出てきたなって感じました。言葉を発せずにこれだけ感情を伝えれるのって本当に凄いです。
玉山鉄二さんの次元大介は良かっただけにストーリーがしっかりしてればと思わずにいられない実写版でした。
