上海十月

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディの上海十月のレビュー・感想・評価

4.5
日本映画のようなアメリカ映画を撮る監督アレクサンダー・ペイン。70年から71年の年末年始のお話。いきなり冒頭から70年台のユニバーサルマークからスタートそしてクレジットも最初から出てくる70年台のアメリカ映画風にしている。ファッションや風景を70年台にしなければならないので、時代劇と言っていいだろう。人それぞれ抱えている苦悩に他人が関わり昇華する話だ。日本では今公開ですが、新たなクリスマス映画の名作誕生だ。ポール・ジアマッティの小ネタが、そこかしこ散りばめられて笑える。アレクサンダー・ペインは、黒澤明ファンなんで「赤ひげ」と「まあだだよ」やりたかったんじゃないかと邪推してます。途中「女王陛下の007」のようなアレンジ曲がかかるのが粋だなぁ。(勘違いかも?)後からジワジワくる最近にしては珍しい映画でした。
上海十月

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