このレビューはネタバレを含みます
自分たちの心に抱えている荷物があるからこそ分かり合える、お互いに罵ることができる、アメリカン大陸的な暖かさと優しさを感じる物語だった。
この映画にはドラマチックさがない、結局事態は好転しない。あるのはハナムがクビになったという事実だけ。そんなクリスマスのプレゼントも魔法もない展開に親近感を感じた。現実ってこういうことだと、ただこの最終的な現実と、ことの顛末を知っているからこそ、これから先の彼らの人生への希望的観測を抱かずにいられない、このギャップが良かった。
クリスマスとは関係のない日に観たいクリスマスの映画。