宗教や信仰が切っても切り離せないインドで、その正当性や存在意義について考えさせられる、「オーマイゴッド〜神への訴状〜」待望の2作目。(話は全く繋がってません)

同級生に『お前のアソコはちっちぇな！』とバカにされたことを気にして、飲めばたちまち大きくなるという怪しい薬に手を出した少年。
さらに、小さいのは使っていないからだというガセに踊らされ、学校のトイレでマスターベーションしていると、その様子を盗撮されネットで拡散。
学校の風紀を乱したと、退学処分になってしまう。
そんな息子を救うため、学校や医者を相手に裁判を起こす父親が今回の主役(我が推しパンカジさん)。

卑猥なものだ、恥ずかしいものだ、犯罪だ、とされる風潮に、インドの性教育の未熟さを訴えた、まさかの方向性の良い作品だった。

そもそも、ヒンドゥー教(シヴァ派)が祈りを捧げるシヴァリンガ自体が生殖器を模っていて、男女の合一を表しているというのに、性に関することは全て恥ずかしいという考えが理解できないんだが、そういうところもまた信仰というものへの問題提起にもなってる。


前作のクリシュナだったアクシャイ・クマールは、シヴァに代わって世直しをお助けするよ。乗り物も、バイクからランボルギーニにグレードアップ！

『Har Har Mahadev』めっちゃかっけーー！！！！アッキーさんかっけーー！！！！
アッキーさん、実はすごい踊れるのに、ここ最近は踊り封印してるからな。ちょっとだけど久々に見れてよかった。

ハルハルマハーデーヴ！！



※Netflix英語字幕にて

• #新配なくいら2023

ネパールの映画館にて

1stのヴィシュヌ派(=クリシュナ)から今回2ndではシヴァ派になっただけでなく、ちゃんとシヴァ派らしく(というと怒られが発生するか)性教育ネタというのがワロ

「性をひた隠してロクに教育もしない割には、性方面で間違ったことするとこの世の終わりみたいに攻めたてまくるのはおかしいんじゃない」ってのが一言で纏めたテーマと思われで、改めて私が経験していた性教育について思いを馳せてみたけど、そこまで役に立っていたのかと言われると謎だし、あの程度の教育内容で私がVivekと同じこと言われたら同じことしてた気がする(流石に学校ではしないが)
ただ、今時はググりゃ良いんじゃ無いの？という印象があって、確かに情報過多だし嘘も多いけど、この手の話を人間に聞いてもふざけた回答がそこそこの確率で出るだろうから、医療機関等発信のネタを読めば良いんじゃないのかという気も
あと、あの手の事件が起こった時になぜ盗撮＆うpしたやつが悪くならないのかが謎すぎる

以下、連連と
本当の真実みたいなニュアンスへの言及が多かったのは、वेदान्त寄りのシヴァ派なのかな

インド文化(って北から南まで一緒くたにするとだめなんだろうけど)と性との関わりについて色々例示しているのが面白い、 कामशस्त्रだったりtrivarga、caturvargaだったり

自慰行為がNGであるロジックが「一般的にそうでしょ」くらいでしかなかったのがちょっと物足りない、古典を引用する相手に対してはब्रह्मचारिन्の話とかapple to appleな対抗馬があったと思うんだけど、なぜそれを使わない

日本語がわかる小学生が大喜びしそうな歌が開始早々流れてくるけど、ヒンディー語圏の人は「高い高い」ってなんていうんだろ？そもそもやらないのかもしれないし、よく考えたら女性形だから「高い高い」だと語尾が違うかもしれない

• #ヒンディー語映画