にょいりん

剣のにょいりんのレビュー・感想・評価

(1964年製作の映画)
3.8
原作を読んでいないと最後の展開は唐突過ぎるかもしれない。映画ならではの補足シーンを付け足してはいるけれど、いかにもな説明ゼリフになってしまっている。ただ原作の映像化としては素晴らしい。
主人公の狂気的な求道っぷりを雷蔵が見事に演じているし、合宿に行く島の風景がやたらとキレイだった。モノクロの海と汗だくの訓練描写が合わさってあんなに美しく見えるとは意外。