にょいりんさんの映画レビュー・感想・評価

にょいりん

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爛(ただれ)(1962年製作の映画)

3.5

財力があり外見の良い浮気男を奪い合う女の争い。

男を取り合う理由が愛でもあるだろうけど、執着や嫉妬やお金やプライドみたいなものが根本に渦巻いていそう。
今作の若尾文子はやさぐれて達観しつつも気性が荒
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夜の河(1956年製作の映画)

4.5

一見大人しく見える着物美人だけど芯がスッと通って凛々しい主人公を演じる山本富士子が素晴らしい
昼のシーンでは当時の京都の風景でノスタルジックな気分になれて、夜のシーンでは旅館の室内や夜行列車の食堂車が
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赤い天使(1966年製作の映画)

4.0

従軍看護師視点での戦争の壮絶さは新鮮であり強烈だった
剥き出しの死と性の表現の純度が高すぎたり、若尾文子演じる看護師の狂気的に「男」を包んでしまう「女」性にゲンナリしつつも惹きつけられた
死体だらけの
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から森を見上げる移動ショットと音楽が美しいし、その後にもある森の中での誰の視点か分からないようなカメラワークも素晴らしかった。そんな自然の中で、主人公や村人達の拙い演技の不自然なセリフのやり取りに>>続きを読む

安珍と清姫(1960年製作の映画)

3.5

気になって意地悪して恋して愛し過ぎて怪物にまでなってしまう最高に妖艶な若尾文子がここに!
雷蔵もひたすら苦悩していて情けなくも可愛いくてただただ美しい

妻二人(1967年製作の映画)

2.5

使命感と強い意志で成功しているキャリア女性を演じる若尾文子が素敵
女性向けの雑誌なのに会議はおっさんばっかりという中で孤軍奮闘するのに何だか報われていない姿も時代性もあるけど考えさせられる
サスペンス
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越前竹人形(1963年製作の映画)

5.0

全編がモノクロで格調高い映像で美しい

若尾文子が出演作を振り返って一番自分がキレイに映っている映画と言っていたのに完全に同意する美しさ
山下洵一郎も素朴でピュアピュアな竹人形職人を演じていて可愛らし
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清作の妻(1965年製作の映画)

4.0

村社会の閉鎖性の中で故無く異物扱いされる若尾文子のやさぐれっぷりがピリっとしてていい

映画終盤で強烈な愛によって犯してしまう行動は狂気的だけどその姿が恐ろしいまでに美しかった

卍 まんじ(1964年製作の映画)

4.0

若尾文子の妖艶さが胸焼けするぐらいに濃厚で魂が持っていかれる
岸田今日子への誘惑もテンションと濃度が高すぎてまるでコメディみたい
最終的にターゲットとなる夫婦どちらも魅了して狂わす姿が悪魔のようで無邪
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その夜は忘れない(1962年製作の映画)

3.0

田宮二郎演じる終戦17年後の広島で原爆投下の傷跡を探す記者の無責任な使命感と原爆を昔の事として忘れ去ろうとする現地の人々の様子に色々考えさせられる。
記者が原爆投下の傷跡を巡る風景は重苦しく生々しいが
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女系家族(1963年製作の映画)

5.0

若尾文子、京マチコ、中村鴈治郎、田宮二郎とかの大映アヴェンジャーズに浪速千栄子までが参戦する遺産相続バトル!
お互い策略を巡らす展開も面白いし、役者同士の絡みもワクワクする
死んだ当主の愛人役の若尾文
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華岡青洲の妻(1967年製作の映画)

4.0

若尾文子と高峰秀子が嫁姑として静かに激しく争う美しき極上バトルドラマ
雷蔵のどっちつかずの情けなさっぷりもさすがの名演
薬の実験がメインの内容だけど、その描写が今ではありえないような手加減が無さだった
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