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ぼくを葬る(おくる)のhisaukのレビュー・感想・評価

ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)
4.0
再鑑賞

パリ在住のカメラマンでゲイのロマン。
彼は医師に化学療法を受けないと余命3ヶ月と宣告される。
まだ31歳の若さだった。
病気を隠し同棲中の恋人と別れる。

たびたび自分の幼少期のシーンや子供や赤ちゃんが出てくるシーンがある。

ロマンはゲイであり自分の子孫を残せないという思いなのか。
ジャケにも横たわるロマンの側に赤ちゃんがいる。

ある不妊症の夫婦に頼まれ、その妻と夫と子供を作るためSEXをする。
無事妊娠する事ができ、正式ではなくてもこの世に自分の分身を残す事ができた。

浜辺で1人夕暮れになっても寝そべっているロマン。

病気を受け入れる事によって清々しい表情に見える。

なんと表現していいか分からない感情。

また、美しささえも感じる。

エンドロールが波の音をバックに流れる。

フランソワ・オゾン監督作品
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