再鑑賞
パリ在住のカメラマンでゲイのロマン。
彼は医師に化学療法を受けないと余命3ヶ月と宣告される。
まだ31歳の若さだった。
病気を隠し同棲中の恋人と別れる。
たびたび自分の幼少期のシーンや子供や赤ちゃんが出てくるシーンがある。
ロマンはゲイであり自分の子孫を残せないという思いなのか。
ジャケにも横たわるロマンの側に赤ちゃんがいる。
ある不妊症の夫婦に頼まれ、その妻と夫と子供を作るためSEXをする。
無事妊娠する事ができ、正式ではなくてもこの世に自分の分身を残す事ができた。
浜辺で1人夕暮れになっても寝そべっているロマン。
病気を受け入れる事によって清々しい表情に見える。
なんと表現していいか分からない感情。
また、美しささえも感じる。
エンドロールが波の音をバックに流れる。
フランソワ・オゾン監督作品