ぼくを葬る(おくる)の作品情報・感想・評価

「ぼくを葬る(おくる)」に投稿された感想・評価

Haruka

Harukaの感想・評価

3.7
31歳の主人公がガン末期宣告を受けて、死を受け入れていく映画。
死を受け入れるということは自分を受け入れる感じだと思った。波打ってささくれ立つようなそれまでの感情を、急ぎながらも少しずつほどいていく主人公。
印象的なラストシーンにはただ心の平穏があるばかり。

単に「余命宣告されたらどうしますか」っていう感動作ではなくて、余命を区切ることで人生を強調した感じがする。生きることの壮大さにじんわりした。
4

4の感想・評価

4.8
「今夜 あなたと死にたい」
「それが何になる」
この二つの言葉が頭から離れない
どこか穏やかな感じと、すこし頑固なロマンがすき。

ガンで余命3ヶ月と告知されたロマン。彼目線のストーリー。打ち明けるべきかどうか、清算しなきゃ、何か遺したい。そんな気持ちがこちら側にまで押し寄せてくる。
彼はゲイだけど、そこに特別感はなく自然に描かれてるのがよかったと思う。

最期はやはりあの場所に行くのだけど、死という抗えないものと立ち向かうことと、あの場がリンクするのかもしれない。誰も教えてくれない、見えないから、近いと感じるうつくしくて非日常的なイメージに落とし込もうとするのかもね。

ロマンが遺した写真、みんなどう見るのかな。写真家だからきっとすてきに撮れてるでしょう。知ることができないのはさみしいね。
りぃ

りぃの感想・評価

3.2
発言、行動が危なっかしい主人公だけど見終わると寂しがり屋で愛情深い人なんだなと感じた。
なんでこれR指定じゃないんだろ
ayumi

ayumiの感想・評価

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(アーカイブ)

070103

余命いくばくもないカメラマンの物語。 

フランス映画らしさはたっぷりあるけれど、フランソワオゾンらしさはほとんど感じられない。

はっきりしているけれど、フランスだな、と思わせる色と光。

冒頭、主人公がMamiyaRZを手持ちで撮影しているシーンがある。 
甘いな。 
あんな撮り方じゃブレブレで1コマも使えない。

ビーチの少年/PROPHOTOのアンブレラ/日本ロケ/コンパクトデジカメ/吸引/姉弟/祖母/森/添い寝/カフェ/不妊症/教会のイタズラ/水色のバスタオル/チョコアイスクリーム/水中メガネ/マルボロライト/日没
MEMO : The time going on in this movie is tranquil (including the last scene). Think about how to approach death. "If" I can choose the way to finish my life, I want to do...
miyu

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3.8
どこかドランの『たかが世界の終わり』を思い出させる映画であったが、ヒリヒリした強烈なインパクトを与えたドランの映画よりは、オゾンの方が、ずっと、優しくて、染み入るように美しくて、そして儚ない。。。

似た様な題材でありながら…
オゾンのこの映画には、救いを感じた。。。
どこか未来への救いの様なもの…

主役のメルヴィル プポー
『ブロークン イングリッシュ』以来のファンで、ドランの『わたしはロランス』でかなり有名になったが…
彼、本作ではかなり減量したのが目に見えてわかった。。。
役者魂を感じる…

プポー以外で、好きなのは『アスファルト』で看護士を演じていたヴァレリア ブルーニ テデスキー。。。
最初 チラッと出てきた瞬間、彼女はきっと、主役と何ら絡みを持つだろうな…
って〜
そんな気持ちにさせる。。。

そして、忘れてはならないジャンヌ モロー❣️
存在感は、半端なかった…

『たかが…』でも余命宣告の後、直ぐに親兄弟にそんな自分の大事な事を語らないが〜
それって、フランス的なの???
その辺りが、自分の中では、消化しずらい部分であったが…
家族って、そんなにチカラのないものなのかな??
が、両映画から感じた ワタシの素朴な疑問。。。
自分に近いものを感じる祖母にだけ病を伝える主人公の心情は何となくすごく分かる。

自分自身大往生できるとは思っていないけれど、急に余命僅かと宣告されたら相当たじろぐだろう。

遺される側からすれば自分勝手にも見えるかもしれないが、主人公の達観したようにも見える心情の移行には羨ましさを感じる。邦題も素晴らしい。
ゆーた

ゆーたの感想・評価

3.6
先日、オゾン監督の「婚約者の友人」を観てオゾン作品が観たくなったのでこれをチョイス。
過激な描写にビックリしたが、海外ならではの演出なのかなと納得。
主役の大胆な演技や後半にかけての変化が凄かった。
だけど、全体的に美しかった。
映画として観たら彼の決断はありなのかもしれないが、自分が実際に同じ立場だったら彼の行動は理解できなかった。。
もちろん人それぞれ考え方が異なるのが…。
それを踏まえても色々と考えさせられた作品でした。
Zuidou

Zuidouの感想・評価

4.1
超かっこいいジャンヌ・モローお祖母ちゃんに心中を提案されて一拍間を置いてからとりどり入り乱れた感情が静かにぶわっと沸騰するシーンが、派手さは無いもののかなり衝撃的だった。なかなか見られない部類の泣きの演技だった。余命わずかなカメラマン役ということもあってか、全ての瞬間を見逃すまいとしているかのような真っすぐな強い瞳も全編通して印象に残った。メルヴィル・プポー、タダモノじゃない。映画観終わった後、余韻に浸るために予告編を見ることが多いのだけど、今作は本編同様に予告も抑制が効いていて、ネーチャンが子供とじゃれてるシーンで我慢出来なくなってちょっと泣いた。本編中は大丈夫だったのに。あとエンドロールがいままで見てきた中でもトップクラスに好きだった。ただ波音が聞こえるだけという。環境音CDとか欲しくなった。
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