ぼくを葬る(おくる)の作品情報・感想・評価

「ぼくを葬る(おくる)」に投稿された感想・評価

ハッピーエンドでもなくバッドエンドでもなく。
主人公が痩せこけていくのが凄い。
日の落ちる瞬間が本当に印象的。

死を目前にして人生を清算する。家族、恋人、そして自らの人生の価値。
「それが何になるのか」と、全てに言える気がする。いまこうしていることもいったい何になるのか

未来へと繋げることは監督の提示する一つの答えなのかもしれないけれど、自分としては今生きていることにこそ意味があると思いたい
haikei

haikeiの感想・評価

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うまく言葉にできない、こういう映画は初めてだった。喉が乾く。海の音がまだ鳴っている
タイトルの通り主人公ロマンの命が終わるまでの物語。カメラマンのロマンは序盤で深刻な病の宣告を受けた帰りにポケットからデジカメを取り出し今そこにある景色を切り撮る。ラストまで何度か登場するこのデジカメシーンが私は好き。ロマンは病気の事を同じく先が長くない祖母にだけ話す。祖母役はジャンヌモロー(昔はキレイだったのになぁ…)で抜群の包容力。だからかな、彼女にだけ打ち明けた気持ちに共感できる。ある協力を求める女+αとの共同作業により彼女の希望は叶えられるのだが、受け継ぐかたちがどうであれロマンという男が生きた証を遺せて良かった。孤独だったけれど美しく静かな“その時”は忘れられない画だった。

中盤登場する女の要望が突飛過ぎて興醒めしそうだった。その要望に応えるシーンは監督のご趣味なのか唖然呆然…。80分強で短かったせいか急ぎ足のようだった。もう少しゆっくり気持ちの移り変わりを感じてみたかった。最新作「二重螺旋の恋人」も早く観たい!
あきら

あきらの感想・評価

4.0
水のあるとこで最期を迎えたくなる気持ちはなんとなくわかるなぁ…

人として、動物として、こんなにも静かに受け入れられるものなんだろうか。
受け入れられたらいいなぁという羨望はあるけれどもね。

足掻き方が洗練されているというか、嫌味でも皮肉でもなく、恵まれて美しくて上質な人生を送れた人のものなのかもしれない。
総じて、ああフランスだな…と。

ジャンヌ・モローがいつもながら素敵です。 
Haruki

Harukiの感想・評価

3.1
オゾンらしいセクシャルな描写とテーマではあるが、さまざまな愛情を感じながら人生を清算し死を受け入れていく姿は感動的。

「17歳」とかに通じるオゾンの眼差しが感じられる。

ジャンヌ・モローの演技はさすが。
美しく静かで悲しい映画だった。
ある意味避けたいけど、ある意味理想的な気もした。

あのカメラのメモリーの最後には何が写っているのだろう。
mk

mkの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

最初はらしくないなあと思っていたら途中からオゾン全開。主人公の祖母が素晴らしいなあと。
015haaaaan

015haaaaanの感想・評価

4.2
主人公と同じ立場だったら、同じような最期の過ごし方をするかも知らないと観ながら考えてしまいました。
少し切なくも感じるけど、全体を通して美しいと感じた作品。
E

Eの感想・評価

3.5
余命宣告されたカメラマン ロマンの死に至るまでの日々。

誰にも明かさずに1人で死ぬ。自分の生きた証を探しながら。(祖母にだけは話す。2人は死を目前にした似た者同士だから。)

ちょっと綺麗すぎる話かなーとも思うけど、、、。
メルヴィル・プポーがとても美しいね。
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