しちれゆ

夜空に星のあるようにのしちれゆのレビュー・感想・評価

夜空に星のあるように(1967年製作の映画)
3.8
「好きなものはたくさんの服とお金」
18歳で妊娠し泥棒トムと結婚したジョイ。トムは逮捕され夫の仲間デイヴと恋仲になるが、そのデイヴも刑務所へ。
「尼僧みたいに暮らせというの?男なしで11年も生きられない」
貧しい労働者階級に生まれたジョイには悲壮感がない。生活のために素人キモカメラマンたちの被写体となり、それなりにチヤホヤされて浮気もする。友人と一緒に男の品定めをする。泥棒の男に相応しい女。
「だから私は私とジョニーを幸せにしてくれる男を探すの。女に必要なのは男、そして子ども。家は小さくてもいい。結局そういうこと」
崩れた建物、ゴミだらけの街。そこが彼女のホームタウン。
ジョイは無学で無知ゆえ幸せだ。ここで自由に生きている。
「好きなものはたくさんの服とお金」
いつの世も、結局これが女の真実。
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