オリオン

エクソシスト 信じる者のオリオンのレビュー・感想・評価

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)
4.0
ホラー映画の金字塔『エクソシスト(1973)』の正統続編ということなので、ここではオリジナル版を「前作」と表記します。

前作はもう神作品なので、やはり前作を超えてくることはなかったけど、正統続編と謳ってるだけあって、前作があるからこその面白さはピカってましたね。

前半で主要親子の仲の良さをしっかり植え付けておいて、中盤までに一つ一つ丁寧に恐怖への階段を積み上げていく行程を“退屈”と感じる人もいるでしょうけど、これがエクソシストものには大事なんですよね。

そこから憑かれた少女たちの豹変ぶりが活きてくるわけで、本作も段階的にエグくなる容姿・悪態は合格点でした。

前作→本作
尿を漏らす→寝小便、大量緑ゲロ→少量、180°首回転→とある人物、空中浮遊→直立浮遊…等々、前作とは少〜し表現方法が違えど、アノ場面を想起させるに十分な描写があったことも、本作品への愛が感じられて💮。

欲を言えば、室内温度が下がって白い息をスーハーする描写がなかったことと、悪魔にはもっと汚い言葉で罵ってほしかったってところですかね。

残念だったところは、リーガンに憑いたあの悪魔と同じはずなのに、今回はやたら“悪魔力“が弱かったところ。
まぁ、ズル賢い手を使って即、目的を果たしたんだから、そんなにパワーを発揮するまでもなかったといえばそれまでなんだけどね。

ちなみにサブタイトル「信じる者」は納得です👌
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