長野県辺りの自然豊かで水が自慢の山村に補助金目当てでグランピング施設を建設しようとする芸能事務所の社員と地元住民とによる緊張と緩和の会話劇。それぞれの立場にはそれぞれの事情があるという「スリー・ビルボード」的な展開なのかと思わせていやいやどうして。
結末の解釈が難しいところだがそれだけで感想戦が楽しめる良作。劇伴、映像共に素晴らしい。とりあえず今年の邦画では一番。巨匠への道を着実に歩む濱口竜介末恐ろしいわ。
個人的に、あのシーンような説明会の説明者になったり補助者になったりすることがあるので、あーこれはダメな説明会の典型だな。◯◯抜きしかしてないよ。てかそんな事考えてる俺仕事してるみたいだなって心持ちになったけど、その後の展開と胡散臭いコンサルの発言含めてリアリティありすぎて笑えた。