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碁盤斬りのponpocopのレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
3.5
白石和彌監督待望の新作ということで初日に。
碁を打ってたら娘が娼妓(しょうぎ)になったというサゲでお馴染みの古典落語「柳田格之進」の映像化作品。精錬実直だが貧しい浪人が囲碁仲間の大店の主人と対局中に紛失した五十両についてあらぬ嫌疑をかけられというお話。
元々長めの人情噺だが2時間強の作品とするためのストーリーの肉付けがあるが元ネタの理不尽さを補完し物語の説得力が増している。
落語では出てこない囲碁の対局内容も物語の一つの要素となっているため囲碁知識あるとより面白いかと。
落語の内容知らないで観たらもうちょっとドキドキがあったのか?いやそんな事ないか。タイトルがネタバレだもんな。
草彅君については世の中の評価ほど上手い役者だとは思ってないけど格之進のスイッチの入り方は良かった。
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