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悪は存在しないのヒースのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.2
長回し、絵画的な絵作りによって緊張と美しさの混在する世界。ゴダールを彷彿させる前衛的なショットの数々
低予算だからこそできる実験的でありながら行き過ぎないラインを上手く描き出している

対立ではないお互いに必要以上に侵食しないでバランスを作り出すことで生きている。

田舎vs都会そんな単純な構造じゃないからこそ引き込まれる。自然と人全てはバランスの上で生きているしかしそのバランスが崩れた時に調和を取り戻すかのように何かが起きる

行動や結果には悪は伴わないただ行われているだけだからこそ怖いしこんなものに太刀打ちできるわけないと感じてしまった。
物事を善悪のように単純化できればどんなに楽か
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