終盤から得体の知れない鳥肌が止まらなくて今もまだその状態がつづいている、興奮してどうしたらいいかわからなくて、とりあえず自分の店に戻ってパンフレットの7インチ流しながら店のなかをただうろうろした
初日だったのもあったからか、周辺の席のひとたちの息づかいが変わった瞬間が分かった(というか実際に声に出ていたひともすこしいた)
観終えた直後はなんでもいいから観たひとと話をしたい、とおもっていたのだけど、だんだん、この昂りはただの昂りとして置いたままにしてよいのではないかと、意味を探したり求めたりするのがもったいないようにすらおもえてきた 答えや落としどころなど見つけなくていいのではと
悪は存在しない、悪は存在しない、(それぞれの事情があるのだから)悪は存在しない、悪は存在しない(本当に?)
「悪いひとではないんだけどね」と言われたときにわたしがいつも思うこと 本当に悪いひとなんてこの世にはほとんど存在しない、だからこそ自分にとって悪いひとならばそれは悪いひとなのだ、ということ
大美賀さんの話し方すばらしくよかったなあ 濱口さんの映画のひとの話し方だった