長野の自然豊かな土地で、グランピング地としての開発の話があがる。
会社側と住民たちの話し合いから、物語は進んでいく。
環境問題へのメッセージ性を捉えやすい（監督はそこまで意識してたわけじゃないっていってるけど）が、視点を高くしたり低くしたりすることであらゆる問題へメッセージを当てはめることのできる作品に感じた。
しかし、そこまで啓蒙的に感じないのは濱口作品のなんとも表現し難い柔さのある会話シーンのおかげな気がする。
実際「そんな？！」てくらい劇場で笑い声が沸いてびっくりした。
ラストの解釈もいかようにも考えうる幅があって、それなのに釈然としない感じでもなくておもしろかった。
ここからは雑記だけど、
『怪物』『ミツバチと私』など、子ども×自然って、それだけで不穏が漂い始めるよね。
