このレビューはネタバレを含みます
まとめる気は最初からないが、とりあえずポツポツ書いてみる。(久しぶりに)
見に行ってよかった、ほんとうに。
例えるとするなら。人工物(グランピング)と人間と自然という、終わりのないジャンケンをしてるのかもと思う。(でもこの3つだと結果的に、自然が勝ちそうだけど。細かいことは置いておく)
でもそのジャンケン(ゲーム)の起源を辿るなら、それはなにかきっかけがないと発生しなかったはずで。ゲームの発生源やそのゲームのもつ構造そのものが水が上から下に流れるように、金や権力といった垂直的な力(ねじれ)みたいなものによって、そのものが破綻することが、現実では往々に発生する。誰が悪いわけではないんだけど、構造そのものに問題があるってこと。
神宮の銀杏並木の件もいい例だよね。
ゲームのプレイヤー側は、それぞれの立場で主張し、それが混ざり合う現場(生活)は常にジャンケン状態。わたしたちは勝負そのものが崩壊する瞬間を見ているような、鑑賞者(あるいはカメラ、かな)側が常にレフェリーとして善悪ジャッジの思考を求められている、いい映画でした。