まー

悪は存在しないのまーのネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

メモ帳🗒️とペン🖋️忘れたの大後悔。
好きな場面がたくさんありました。
パンフレット読んだけど謎は謎のまま。
鹿の水場が綺麗すぎました。
最初の木の場面から心奪われ。曇天?の空の色と濃い紺色に近い深緑みたいな木の枝分かれの結構長めので、まずか、かっこいい…と。空と木を見上げるのは自分も以前から好きで。でもこんな不穏?に感じる色合いもなんて魅力的なんだろうと。
からの木を切る場面で、一気に3個カッコよく落ちるスカッとする。
薪割りの場面もずっとみていたくなる。というか、絶対実際やりたくなる(その後もう一度薪割り場面があって、その時のアドバイスの的確さに痺れる)
みなさん言われてるように、丘ワサビの視点が、なんだろう?誰の視点だろう?と思って丘わさびだった時のカッコよさ。丘ワサビのうどん食べてみたい。
水汲むのもめんどくさがらず柄杓で掬うんだなあ…とか。
ドライブ中の会話も、わーなんか面白いと思いました。やはり芸能界はそういう世界なんでしょうか….お2人それぞれ….からの転職ってなんか、ほんとにありそうでうなづけました。高橋さんは結婚したいと言っていて、黛さんは絶対したくないと言っていて。黛さんがどうしてそういう思いに至ったのかそういうところが深そうだなと思いました。
住民説明会はなんかなるほど〜という気持ちと、高橋さんの表情と黛さんの表情の温度差というか、変わっていく様子が心の中を覗けてる感じがして、なんかすごいなあと。
単純なことだけど水は上から下に流れるということですというのが、はっとしました。
自分が田舎育ちだからかもしれませんが、
そのことは田舎に住んでいるとよく認識されていたような気がします。田んぼを作っていると水が大事だから。溜池や水路の掃除等も田んぼ作ってるところはみんな共同でやっていたし。我田引水はダメだよ的な話はあったなと。あとバブルの頃、ゴルフ場計画があり反対運動みたいなのあった気がします。それについて芝の農薬で水が汚れてしまうと親が話していたような。
高崎さんの心の動きが楽しくて。周りからするとそんな簡単なことじゃないと言われそうだけど、田舎に移住するはじまりはそういうのからなんじゃないかなと思うから…みたいに脳天気に観ていたら、あんなことになってしまって….。
ラストは、完全に、えーっというような感じでして…..。どういうことなのか、全然わかりませんでした……
でもこの映画をみて、何かを感じて欲しいということはあるだろうから、自分なりにこういうことなのかなあ…と思ったりしてみました。
自然はそこにあるだけで、その中に悪は存在しない、ただ自然があるだけだよ。人間も自然の中にいるにはそんな存在になる必要があるよ。みたいなことでしょうか。自分が言葉にするとほんとに薄っぺらくて申し訳なさすぎですが。
自分も田舎に移住してみたい、という思いが定期的にあり(しかし思うだけで実行にはうつせない)できれば自然が日本の中で1番位に美しそうだし(高いお山もあるし)、首都圏にも近めだし…等という理由で、長野山梨いいなあ等と思っていましたが、やはりそんな簡単なことではないということなのかなあと思いました。
物語を追うのに、必死で、すばらしい音楽に全然集中できていなかったので、だし、心地よくて途中うつらうつらしてしまったので、できれば複数回観たいです……
パンフレットとレコードが一緒になったのが販売されていて、うちレコードないから買いませんでしたが、あのレコードには何が入っているのか今更気になり過ぎています。
まー

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