本当はGW中に観たかったのだけどタイミングが合わず、ようやく観に行けた。
濱口竜介監督の最新作。
前情報としては、濱口監督作品ということのみで鑑賞。
とても好きだった。
何がって言われると、描かれている環境が…?という感じで曖昧なんだけど、実家に帰りたくなった。
序盤は静かすぎて睡魔との戦いだったというのが正直なところ。
でも、物語が進むにつれ、引き込まれて行ったのも事実だし、最後はよく分からなかったのも事実。
あえてなのかただ単に技術的な問題なのか分からないけど、どこか棒読みのように感じるセリフも、この作品ではあまり気にならない。
それはこの監督の作品は空気とかそういうものを楽しむものと心のどこかで思っているからなのかなぁ。
自分たちの住む場所を守ろうとする人々。
利益のことしか考えない人々。
確かにみんな悪意的なわけではないし、このあたりは一生付きまとうものだとも思ったし、だからこそ劇中にもあったようにバランスが必要なんだろうなと。
それにしてもラスト、花ちゃんの方だけはまだ分かるんだけど、巧の行動が理解できなさすぎて。