タイトルの入りで「うわーゴダールかぁ」と思ったけどオチまで観たらケリー・ライカートっぽかったです。ねっとりとした日常描写、どこか感情移入できないちょいキモ登場人物たち(どんな立場であれ初対面の人に敬語使えないやつヤバくない?)、そしてあのラスト。最高でしたね。
あったか田舎暮らしモノかと思いきや「田舎と都会みたいな単純な二項対立にはしないぜ!お前たちみたいな人間が幸せなセカンドライフを満喫できると思うな!」という監督からの熱いメッセージをビンビンに感じました。いったい私たちが何をしたっていうんでしょう。けど思い返すと村ホラー的な不気味さが終始漂っていたような気がします。絶対にあそこに住みたくないですね。