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悪は存在しないのtychのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.0
ロードショーで鑑賞 2023年 濱口竜介監督作品 106分。長野県水挽町、山深いこの町で便利屋を生業とする巧(大美賀均)と小学生の娘花(西川玲)父娘は静かに暮らしている。と、この町に芸能事務所がグランピング場を作るという。事務所の高橋(小坂竜士)と黛(渋谷采郁)が説明会を開く、が、計画は町の環境に悪影響を及ぼしそうで会は紛糾する。、、高橋と黛はこの町の自然に詳しい巧に接近する、問われるまま巧は彼らと過ごすが、森の中で一人過ごす花は行方知れずとなってしまう、、。ラスト、解釈の別れそうな巧の行動、そして「えっここで?!」というタイミングでのエンディング。本筋に入るまでが長く、美しいカメラ、長回しの連続 それらに酔っている内に 話がスタッカートで打ち切られ、余韻に浸ったまま劇場を後にした。
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