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悪は存在しないのぱのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
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タクミの声がいい。滑らかな響きと、それに反して切りっぱなしのぶっきらぼうな語尾。そしてあの「あっ」

長回しやら植物目線やら、山の生活を散々見せといて、娘のお迎えを忘れる。忘れるというか、迎えに行くというミッションが観客の頭にないので 「あっ」が唐突に感じる 。何かしらの知らせを受け取ったような。それはどこかタカハシの携帯にマッチングアプリの通知が来るのに似ている。


説明会の場面、芸能プロダクションが作ったグランピングの商業的PRビデオの代わりに、いかにも芸能プロダクションに所属してそうな顔立ちの娘(これは映画なので所属してるのは当たり前)が山を散策する日常シーンに切り替わるのが面白い。
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