このレビューはネタバレを含みます
音楽が主演の映画だった。
弦楽器の使い方の特徴として、
Dovořák: Serenade for Strings
Tchaikovsy: String Quartet No.1
Mahler: Symphony No.5 Ⅳ.Adagietto
Barber: Adagio for Strings
武満徹: 弦楽のためのレクイエム
などの曲へのオマージュを感じた。
Wagner: Tristan und Isolde Prelude
の"主和音に解決しない"感じをも、
私は少し思い起こした。
やっぱりこれは音楽全編を一度に
聴きたいから、MV 版も見てみたい🎧
前述の弦楽器の曲を時代順(旧→新)に
並べたPlaylistをSpotifyで作ったので、
ご興味のある方は聴いてみてください🎻
願わくば公式アルバムを配信してほしい🥹
https://open.spotify.com/playlist/76lOoM2w8uVUMWOhxhnOG2?si=gxIGZBiBSDO1cA7BdFmAXg
帰宅してぐるぐるとこの映画について
思い耽っていたら、恐ろしい考えに
行き着いてしまった。
「もしかして、巧は、
花の母をも手にかけたのではないか。
自然を守るために」と。
…たぶん違います。
犯罪物のドキュメンタリーや
サスペンス映画の見過ぎですね。
でもその曖昧さが好きだった。
不必要な説明は一切無く、
全ては観客の想像力に委ねる。
真相は闇の中。
そして結末も。
監督に信頼されている、ような
気がしてなんだか嬉しかった。