くじら12号

悪は存在しないのくじら12号のレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
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最初の字幕がフランス映画のそれのようだった。
中盤にふと、今までの濱口映画と違うなと思った。会話劇が巧みでそれは健在だけど、自然の持つ力が脚本を凌駕する感じ。
石橋英子さんの音楽がぶつっと切られる違和感が不和を生み出している。
そのバランス感がこのミステリアスな映画にはちょうどいい。