このレビューはネタバレを含みます
凄かった…
帰り道はこの映画のことしか考えられなかった
ラストシーンは頭から離れない
映像と音楽にほとんど感情を持っていかれた
誰にも迷惑をかけずに、生きていくことはできない
でも人間が相手だと相応の振る舞いはできる
自然相手だとそれすらもできない
人間の営みというのはすべて階段状、すり鉢状と言っていいのかもしれない
階級や地位も、立場も、年齢なども
階段を登る者もいれば、降ることになる者もいる
良いことも悪いことも何もかも高いところから流れる
その流れを止めることは難しいし、不可能に近いと思う
高いところから低いところから流れてきたものはどうしても下層に溜まってしまうことになる
流れて流れて溜まる、また流れる
そうやって繰り返す
良い映画だったな
役者さんも味があって好きだった