まいき

悪は存在しないのまいきのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.8
喧騒に追われてた日々にようやく、時間を確保できたので、滑り込みで映画館へ。
寝不足もあって、心地よい自然が流れてきて寝落ちしてしまうかと不安だったが、主人公のクセになるサイコ感に惹かれてった。説明会の二人の空気感。見せる事柄で善にも悪にもなり得ること。
薪割りの、気持ちよさはみんなも体感した方がいい。割れた薪が用意されてるグランピングなんか行かずにね〜
そして物語は静かに急展開へと進む。
花ちゃん死んじゃだめよーと祈ってたら、理解が追いつかなくなった。この不協和音はいつから流れていたのか。それすら川に流されて気付かない。上流でした事は、下流に必ず影響を与える。これは人間社会でも同じでトップが悪いとその尻拭いをさせられる。最近の映画では、タバコは悪のイメージが定着しているが、主人公が一番吸ってたよな。煙は上に流れていく、タバコ。白い息。湯気。
一つ一つのセリフが裏があるように感じる。
新たな日本映画というジャンルを垣間見れた映画でした。
まいき

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