悪は存在しないのarabikijuicyのレビュー・感想・評価

おもろかった。
考えさせすぎる。

まず、
善悪の二項対立をタイトルからして想起させる。

「悪は存在しない」という言葉を鑑賞中ずっと頭の片隅に置きながら観ることでこの映画の見方にバイアスがずっとかかり続けて最後の最後に、なんだか解放された気持ちになる。

水は下の方へ流れる
そのワードもまた同じ作用をもたらす。
下には下がずっと続くし、上には上がある。見方によって変わる。

冒頭の木が流れるシーンは途中から波飛沫にも見えてきた。

複数の見方ができる趣がある作品でした。