美しい自然もあるし、自然への畏怖もある。
人と自然や野生動物との距離感など、考えさせられる。
補助金のためのグランピング事業。
地域の住民のことなど考えちゃいない社長とコンサル。
強い言葉を使うなら侵略者だ。
嫌々ながら予定地に向かう社員2人。
男性の高橋の言葉は本心なのか、出まかせなのか、どちらにしても地域の方には響かない。
この構図は、世界中のさまざまな対立に例えられるのではないか。
気になるのは野生のシカは、人を襲わないとはっきり否定するところ。
ラストの不可解さ。
映画館でエンドロールが終わり、場内が明るくなったあと、
隣のおじさんが「あれはどういうことですか?」と声を掛けられるほどだった。
ホントにどういうことだったのか。