urakatayusukeさんの映画レビュー・感想・評価

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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.6


『PERFECT DAYS』のヴィム・ヴェンダース監督作品。
「午前十時の映画祭」にて鑑賞。
(10時じゃなくて、8:35〜の回)

鏡の演出がすごくよい。
車のバックミラーに映る顔。
兄と弟それぞ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

繊細な心の機微を描いていて、決して感情的ではなく、静かに相手を想うところがよい。
映画冒頭の3人の関係性は??という伏線がよくできている。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

どんなに忙しくとも映画館で映画を観なければならない。
そうしないと、自分の心身を保つことが難しいだろう。

そして、やっと観ることが出来た「オッペンハイマー」。
昨年いろいろ事情で日本で上映出来ず、今
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

今年の初めは週一で映画を観ていたが、バタバタとしてしばらく観れてなかった。久しぶりに映画館で映画を観る。
そして気合いを入れ、ファーストデーにIMAXで鑑賞!
やっぱりIMAXで観て、大正解。
広大な
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.6

観たかったけど、なかなか時間がとれず。
終映間近、朝イチ上映、駆け込み鑑賞。

ゆっくりと、静かに、共に旅するような感じ。
朝イチにゆっくりと観ることができた。
(1回寝そうになったけど)
上映時間の
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.9

観てるときよりも、観たあとに、いろいろ思い出して、じわじわといいなぁと味わえるような映画。

職場のひとがみんな理解ある(理解したうえで就職してると思う)こと、
藤沢さん(上白石萌音)が会社の同僚にお
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エグザイル/絆(2006年製作の映画)

4.3

どんなに忙しくても、いや忙しいからこそ、映画館で映画を観たい。

とってもハードボイルドで、個人的にストライクゾーンな映画。
冒頭から緊張感のある場面があり、アクションありで素晴らしい。

タイトル通
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

とてつもなく強烈で、凄まじいほどの刺激的な映画体験だった。
こんな感覚は久しぶりだ。
エマ・ストーンの演技が素晴らしく、無邪気な子どもから知性のある大人までを見事に描いていた。
アカデミー主演女優賞を
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.3

昨年、観たかったけど、やっお観ることができた。雄大なる自然とじっくり間を取る演出が、映画館で映画を観ることの意味、贅沢感を感じさせてくれる。

地味で静かな映画でもあり、ヒヤヒヤするような感覚のバラン
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.8

まだ今年も始まったばかりなので、それに相応しい、あっさり、すっきりとした映画だった。
孤独だったり、貧しかったり、仕事がうまくいかなかったりする男女のシンプルな恋愛ドラマ。
それぞれが相手のことを想う
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赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

4.0

今年の映画初め。
恋愛を主軸に?コメディだったり、marvelのヒーローみたいだったり。

前半部分は話バラバラのようで、着いていきにくい感じ。死後の世界が役所みたいになってる。後半にアクション交えて
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.8

今年2023年の映画納めに。(たぶん)
京劇や中国の歴史については、追って勉強したい。

レスリー・チャンの華やかさはなんとも言えないぐらい、素晴らしい。

好きな京劇をずっと続けたいだけなのに、それ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

・東京の公衆トイレは変わった(建築デザインがおもしろい)のが多い。

・画面サイズが3:4になっていた。(昔のテレビのサイズ)

・缶コーヒーBOSSのCMを彷彿とさせる。(実際にBOSSを飲むシーン
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.7

トットちゃんが通う、トモエ学園。
今でいうフリースクールであり、インクルーシブ教育の先駆けのような学校が戦時中にあったことに、とても驚く。

少しずつやってくる戦争の影。
楽しかった日々や場所が無くな
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.1

今年の大作、やっと観に行けた。
世界史やナポレオンには詳しくはないのだけど。ナポレオンの清濁、フランス歴史とは視点がズレるかもしれないが、
戦争は勝ったとしても、たくさんの人々が亡くなっていることを考
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市子(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前評判を聞いて鑑賞。
杉咲花の演技もよく、全体的に脚本もおもしろいと思う。
生まれ育ちの環境で普通に生きていくことが出来なかった市子に対し、思うこといろいろあり、幸せになってほしいというよりも、どこか
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.8

これまでの『ゲゲゲの鬼太郎』は、正直惹かれるものはなかったけど、
今作は予告編を観て、不気味な感じや暗い感じがとても興味を惹かれた。
観てみると、やはりホラー要素あり、人間の欲望ありで、子ども向け要素
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

この2023年、令和の時代に、ゴジラの新作が観れるだけでもすばらしいことだ。

今作は1作目の原点回帰というところ。
素晴らしい、面白い。

個人的には昭和・平成時代の「ゴジラVS〇〇〇」というよりか
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.7

物語も淡々とながら、3時間半もあるのにあっという間に観れた。

デ・ニーロ演じるキングの善の心を持った自覚ない差別にゾッとする。
ディカプリオの中身のなくて、ただ流されて、差別する側に立つ姿に呆れるよ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.3

前評判的に、そんなに期待せずに、気晴らし程度に観たけど、
好きな感じのSF映画で、「ニューアジア」が出てくるところや、
近未来な街に漢字や日本語が出てくる「ブレードランナー」みたいな世界観はとてもよい
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.8

今泉力哉監督の作品の観る側と登場人物の距離感がいいと思う。
観る側が登場人物に感情移入するのではなく、そばで見守るような、一緒に話を聴いているように思わせてくれる世界観が好きである。

(2023年製作の映画)

4.8

主人公の洋子(宮沢りえ)が障害者施設に初めて来たとき、障害者の様子を見て、面食らったような表情をする場面では、自分が介護職を始めたときのことを思い出した。
目が見えていても見えていない、耳が聞こえてい
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.4

大阪の中之島や阿倍野、西成のロケ地がでてくる。
大阪弁が早すぎるのと、強すぎるのとで、(リアリティがあって)逆に聞き取りにくいときも。
出演者の演技が、魅力的ですごくておもしろかった。
やっぱり、安藤
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

4.2

3作目だけど、ケネス・ブラナーの名探偵ポアロシリーズを観るのも初。
なんなら、ポアロを観るのもの初。
ハロウィンが題材だから、ミステリー要素より、ホラー要素が強めになっているけど、そこが好きでした。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.3

ウェス・アンダーソンの世界観に浸る。
忙しい日々からの現実逃避にような。
お話にちゃっとついていけず、周回遅れになりそうな感じで鑑賞。
水爆実験やら宇宙人との対峙やら、この時代1950年代のアメリカを
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.7

観たかった映画を見逃してしまい、困ったときに頼りになるのが塚口サンサン劇場。
ホラーでもあるのだろうけど、アクション要素が強めな映画。
悪魔と戦うのに、祈りもあるけど、パワーも使って倒す!
Let’s
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.2

前半は登場人物と関係性がわかりにくく困惑したが、(眠くなる)
後半はゴタゴタな人間関係が(一応は)ハッピーエンドで落ち着いていく。
主要な登場人物、台湾の若者男女10名は、みんないまを真剣に一生懸命に
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.5

ハードボイルドのお手本映画。
ピンチのときに軽口を叩いたり、許せないことには立ち向かう。
やっぱり(中学生のころから)私立探偵に憧れる。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.8

いまから100年前の9月1日に、発生した関東大震災。
その5日後の9月6日に起きた、福田村事件。
たまたまだけど、100年前の同じ日にこの映画を観た。
この事件のことを、この映画を観て初めて知ることに
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(1990年製作の映画)

4.3

終戦記念日と台風の日に鑑賞。
最近、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を観て連想したのが、黒澤明監督の「夢」。
中学生ぐらいのときに観て、わけわからんと同時に映像美といわれるもの強烈な印象が残った。
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.8

台風が来る前に。
バタバタしているので、自分の時間のために鑑賞。

主人公がどこか自分と重なる。
父親の葬儀にすんなりと行けない。
やむをえずにヒッチハイクでの658kmは、陽子の生きづらさを表してい
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.3

自分ではチョイスしないけど、訳あって観たけど、おもしろかった。
熱いバトルはいくつになっても、ドキドキする。中学生くらいのときに観ていた、「ビーストウォーズ」のコンボイ、チータス、ライノクッスが出てき
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

5.0

ヨーロッパ企画、脚本・原案;上田誠。
昨年観た「四畳半タイムマシンブルース」がおもしろかったので、
今作の「リバー、流れないでよ」を観てみる。

やっぱりめっちゃおもしろい。
13:56〜13:58あ
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