リュルスミス

悪は存在しないのリュルスミスのネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

今期95作目

最高!
悪は存在する(かもしれない、おそらく)
直接的な悪はないのかもしれない、この映画が織りなすその社会の構図に気付いた時に鳥肌がたった

川の流れと同じように上流に0.00001さえ悪があれば、どこかに悪は存在することになってしまう。ただ目の前に対峙する人には純粋的な悪は存在しないと思う、少しずつ濁った、もしくは純粋な善に少し絡んだ悪が目の前にあるかもしれない
もっといえば、自然の災害のような悪とはいえないなにか

巧は暴力性の噴出と自然と人間の間の象徴。中途半端な理由できた高橋(バランスを崩す存在) 、花は自然側のはずだった
だけど半矢の鹿は花をおそった、自分達もバランスを崩す存在であり死ぬかもしれない、自分が悪いのだ、救おうでなく死のう。→目の前の高橋もバランスを崩す存在なのだ、心中も止められたくない

以上、メモでした。