momo

悪は存在しないのmomoのネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

2024/06/02
手負の鹿=たくみなのはわかりやすかった。
最後に引きずって何かを運んでる音からして高橋は結局死んで、死体を隠しに行ってるのかな?それともはなちゃんの死体?両方?
意味わからんから、普通にちゃんと描写して欲しい。
突然高橋を殺した(or殺そうとした)のは、車中で、もといた鹿はどこへ行ったら?に対して、どこかへと答えられて自分らのことを重ねて、行き場がないと思ったから?
グランピング反対運動に関しても、村長の言う「下流のもの」としてたくみが尻を拭わなければならなかったのか?
高橋を殺せば開発は止まると思ったの?
田舎vs開発みたいになってるけど、ちゃんと開発すれば基本的にこうはならないと思うし、本作は何が伝えたかったんだろう?
しかも、はなちゃんを助けられたのに助けなかった意味は?
鹿に襲わせてたくみの人生終わらせたかった?
親のエゴで生んどいて、命も奪うとか、私は人としてのモラルというか、非人道的で、それを今作のようにまるで美しいと描かれて、誰かが影響されると思うと怖い。
私は、どうであれ人の命を奪うのは悪だと思ってしまうので、タイトルにも共感納得できず。
映像は綺麗だから、一瞬美として捉えそうになるからやめてほしい。
同じように、映像や演技は素晴らしいけどメッセージ性が気持ち悪い(私の肌に合わない)と思ったのはドライブマイカーも同じで、この監督の作りたいものへの納得感が私にはないんだと思う。
彼の作品を次に見るとしたら20年後とかかな。何か変わってるかもという期待で。
momo

momo