大陸

ハピネスの大陸のレビュー・感想・評価

ハピネス(2024年製作の映画)
4.3
言葉を振り絞ると

自分にも心臓病で1歳7ヶ月で亡くなった姉がいる
自分はこの世では一緒に生きることができなかった
今でも姉のことを常に忘れることのない親
、子を送らなければならない親の気持ちの一端をこの映画を通して知ることができた

とにかく観てる間ずっと涙が落ちてくる映画はいつぶりだろう
言葉のやり取りが全て優しい、同じ言葉を何度も反芻するように繰り返す、優しい世界の中での物語
病気による死という、どうしようもないやるせなさ
その中でいい人生だったと思えるために今を楽しんで生きる姿
子を送らなければならない親の気持ち
死ぬのは珍しいことじゃない、って言ったって。。。
由茉には1週間しかなかったが、そこで死ぬ意味を見出した。
自分にはあとどれくらい残ってるのだろう。
死ぬ時に由茉と同じことが思えるのだろうか。
今からでも遅くない。きっと。
この映画に出会えてよかった。
大陸

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