何かに怒りを感じることもなく、客観的に見れば誰も悪くないと感じた。
それだけにすごく観ていて辛い映画だった。
初めは学校の普通のよくあるシーン。
朝の挨拶や先生が話を聞いて欲しい時に合図としてクラップして、みんながクラップで呼応するあたりタモさんと視聴者のような感じでいいクラスだなと思った。
だがそこから起こる盗難事件をきっかけに、クラスが、学校がバラバラになっていく。。
普通に現実味のあるストーリーだし、学校の先生ってほんとそれ以上のやりがいを見出せるすごい人なんだと思った。
主人公のノヴァクは全てのきっかけとなる盗難事件を意図的に誘発してしまうが、それ以外はほんとにいい先生。
学校の先生も悪意のある人はいないし生徒もなんだかんだ素直。
敢えて言えば問題を起こした生徒を排除しようとする学校という組織が良くないか。
ノヴァクは最後まで問題を起こした生徒と向き合い、最後のシーンでは少し心が通じた？と理解したが、それだけが唯一の救い。
観ていて辛かった。
