檻の中で犬たちと一緒に育てられた車椅子のドラッグクイーンがギャングを皆殺しにするリュック・ベッソン監督作品。主演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズは『X-MEN:ファーストジェネレーション』で超音波吐いてたあの子だったのね。今回はミュータントじゃないけれど特殊能力はワンちゃんとの意思の疎通。
金かけた大作でも豪華キャスト出演のメジャー作品でもなく脇を固める俳優陣は知らない人ばかり、どこかリュック・ベッソン初期の作品を思わせる。いや〜、ベッソン監督、あなたのこういう作品が見たかったのよ、そしてスコアはエリック・セラじゃないですか。お帰りなさい、リュック・ベッソン！！
『ジョン・ウィック』しかり、犬と銃が出てくる映画にハズレなし。しかも『ランボー ラスト・ブラッド』のバイオレンス・ホーム・アローンをワンちゃんでやるんだから好きな映画に決まってるやん。ベッソン・ワールドの画作りとお話に惹き込まれてずっと見入ってしまったわ。予告編では中盤でエディット・ピアフの曲が流れて本編でも中盤からエディット・ピアフの曲が流れてあのステージには魅力されちゃった。
『キャットピープル』レビューのモヤモヤを教訓に劇中使用曲はしっかりとメモしておかなきゃね。
La Grange/ZZ Top
Sweet Dreams/Eurythmics
La Foule/Edith Piaf
Non, je ne regrette rien/Edith Piaf
Sateen/Autumn Star
ZZ Topの「La Grange」は『シャンハイ・ヌーン』の酒場乱闘騒ぎで使用されてた曲。「Sweet Dreams」は『X-MEN』クイックシルバーの高速アクション十八番曲。Autumn StarのMVはSateenが犬舎でワンちゃん達に囲まれて歌ってる曲。
エンドクレジットで一匹のワンちゃんの名前がMad Maxてのはウケた。うちのワンちゃんの名前候補の一つもMaxだったのよね。
