HiromiA

DOGMAN ドッグマンのHiromiAのレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
3.7
やっぱリュック・ベッソンは自分の撮りたい映画を撮りたい俳優で作る才能はピカイチだなあ。ダグラスは巨悪でもなければ正義感が強いわけでもない。ただ自分と犬たちの居場所を確保することだけが目的だったように思えた。それを壊そうとする人たちをただ力ずくで排除していただけのような気がした。人はたくさん死んでいた気がしたけど、犬は一匹も死ななかったんじゃないかなあ。ダグラスの装具なしで歩けば死ぬという身体的状況がどういうことなのかは全く理解できなかったけど、その設定があることで最後のシーンにつながるのでしょうから必要な設定だったのでしょうね。そしてこのベッソン監督の意向をすべて表していたケイレブ・ランドリー・ジョーンスの憑りつかれたような演技がこの作品を作り上げていたと思った。私と同学年のリュック・ベッソン監督がまだまだ健在でうれしくなった。とても面白かった。
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